ドライクリ−ニングって?

クリ−ニング工場では、大きく分けて二つの洗い方をしています

 水洗い

          読んで字のごとく水をつかって洗う洗い方です。
          
          使う洗剤・助剤(柔軟材等)・温度・時間など、被洗物によって使いわけます。          

          特徴

             @ 水溶性の汚れに威力を発揮する。 
             A 逆に油分は落ちにくい
             B ウ−ルやシルク・獣毛製品は洗えない
                (普通に洗うと、縮んだりシワがとれなくなったり光沢がなくなったりする)
             C 洗い上がりがサッパリしている。
             D 染色の弱い製品は、色が変色(色おち)する。
             E 高温にすると、さらに洗浄力があがる。

             以上の様に、洗浄力には優れますが、衣服に対するダメ−ジは大きいといえます。

 ドライクリ−ニング

         ドライクリ−ニングとは、水ではなく「油」を使って洗う洗い方です。

         現在では、
         @ゾ−ルと言う石油系の溶剤
         Aパ−ク(パ−クロルエチレン)と呼ばれる溶剤
         の2種類がほとんどです。
         他にも、フッソやエタンといった溶剤がありますが、かなり少数派といえるでしょう。

         中でも@のゾ−ルを使用するクリ−ニング店が、最近増えてきています。

         ゾ−ルはパ−クに比べて洗浄力は劣りますが、衣服に対するダメ−ジが少なく、洗える繊維や
         衣服の種類も多いです。
         また、人体に対する影響も、パ−クにくらべると比較にならないほど少ないと言われています。
         逆にパ−クは、被洗物は限られるものの洗浄力が抜群なので、両方の溶剤を使いわけている
         クリ−ニング店もあります。

         トキワ屋ランドリ−では、ゾ−ルだけを使用しています。

         ゾ−ルは、石油を精製してできる溶剤で、揮発性が高く匂いも灯油やガソリンと似ています。

         特徴

         @ 油性の汚れに強い
         A 水洗いに比べると洗浄力が劣る
         B 水溶性の汚れはおちない
         C 衣服にたいするダメ−ジが少ない
            (風合いが損なわれる事がない)
         D 型崩れがしにくい
         E ほとんどの繊維が洗える

     実際の洗い方

        ドライクリ−ニング専用の洗濯機には、ベ−スタンクというものがあり、そこにゾ−ルが貯蔵され
        ています。
        そこにはゾ−ルだけだはなく、ソ−プと呼ばれる材料(洗剤)が混ぜられています。
        ソ−プには、静電気を防止したり洗浄力を高める役目があります。

     商品を洗濯機に入れる

            まず、白っぽい物・中間色・濃い色の物の3種類にわけます。
            機械によって容量が違うので、容量に見合った分量だけの商品を入れます。
            当然、白い物を洗う時は白い物ばかりを入れます。
            この時、ソ−プを添加します。
            これは、ベ−スタンクに含まれるソ−プが、衣服を洗浄するたびに減ってきて全体のソ−プ
            濃度が薄くなるので、それを防止するために毎回投入します。

            この時に使用した溶剤は、フィルタ−を通ってキレイになってベ−スタンクに戻されます。

     乾燥する

            乾燥機を使って乾燥します。
            乾燥機には普通の乾燥機(家庭用の大型)と回収装置付きのものの2種類があり、それぞれ
            に回転式と静止式があります。
            普通の乾燥機(オ−プンタイプ)は、熱風を送り込み衣服の溶剤を蒸発させて乾燥します。
            回収装置があると、蒸発した気体を一度冷やして水分と溶剤に分離させ、溶剤のみを回収
            する事ができます。
            溶剤を回収できて、環境にもやさしいと言えるでしょう。




 注意!

       ドライクリ−ニング出来ない素材があるので、注意しましょう。
       クリ−ニングに出す前には、必ず素材を確かめて!

       塩化ビニ−ル

        ドライクリ−ニングすると、硬化(硬くなる)してしまいます。      

       プリント加工が施されたもの

        全てではありませんが、ドライクリ−ニングをするとプリントが剥離する物があります。
        特に数年にわたって着用している洋服などは、剥離しやすいようです。